髪質改善を受けると逆に髪が傷むって本当?髪質改善の種類や髪を傷めないケア方法について

「髪質改善でサラサラヘアを期待してたのに傷んでしまった」
「髪質改善をしてみたいけど傷むものなの?」
髪質改善という言葉は広く知られてきていますが、本当のところ髪が傷むのかどうか気になりますよね。
実は、髪質改善の方法は数種類あり、自分に合ったケア方法がわかればダメージを抑えることができるんです!
この記事を読めばあなたに向いている方法がわかります。早速みていきましょう!
Contents
髪質改善は何種類あるの?
髪質改善の内容はサロンによって異なりますが、主に扱われているのはこの4つ。
- トリートメント
- 縮毛矯正
- 酸熱トリートメント
- ヘアエステ
1つずつケアの内容をお伝えします!
①トリートメント
髪の傷んでいる所は、表面に穴が空いてしまっている状態です。
その穴を埋めるようにコーティングし、栄養を与えるのがトリートメントの役割。
時間も金額もそこまで掛からず、誰でも手軽にできます。
しかし、持ちは長くても約1週間程度。
自宅でもトリートメントの効果を長持ちさせるために、ホームケアを続けていくことが効果的です。
施術方法
- シャンプーで洗浄
- 1つ目のトリートメントで髪内部を補修
- 2つ目のトリートメントで栄養を閉じ込める
- 洗い流す
- 乾かす
そしてトリートメントの種類は主に3つ。
- シャンプーの後に軽くつけるもの
- 髪質によって何回かに分けて髪内部に栄養を入れていくもの
- 加湿器やスチーマーなどを用いながら何種類もつけて時間を置くもの
これらを美容師さんが髪質や目的によって見極めて使用します。
②縮毛矯正
縮毛矯正は、薬剤と熱を利用して髪をストレートにする技術。
まず、髪内部の栄養素であるタンパク質を薬剤でアルカリ性に傾かせ、柔らかくします。
さらに髪を真っ直ぐにするためストレートアイロンの熱を借り、タンパク質を固定して形作るという方法が一般的です。
どんなクセのある髪の毛でも、縮毛矯正をすれば誰でもサラサラヘアが手に入りますし、毛量が多い方もボリュームダウンができてまとめやすくなります。
一方で、縮毛矯正は強力な薬剤を使用する施術。
薬剤が髪に合っていなかったり施術がうまくできていないと、かなりダメージを受けます。
施術方法
- 1つ目の薬剤で髪の結合を解き柔らかくする
- 髪を乾かす
- ストレートアイロンの熱で伸ばし、タンパク質を固定
- 2つ目の薬剤で髪を元のハリのある状態に戻す
- 再び乾かす
③酸熱トリートメント
酸熱トリートメントは、酸性の成分と熱によって髪内部の水分を飛ばし、髪の芯を強固にしていくものです。
簡単に説明すると、まず縮毛矯正やカラーをした髪はアルカリ性に傾いています。
本来の健康的な髪は弱酸性。
なので、健康な髪に必要なタンパク質やアミノ酸を内部に入れ、ストレートアイロンの熱で結合させながら弱酸性に戻してあげるのです。
ストレートアイロンの温度調節が上手くいかないと失敗しやすく、美容師さんの腕により仕上がりが変わります。
施術方法
- シャンプーで洗浄
- 酸熱トリートメントを塗布
- スチーマーで血行促進
- 酸熱トリートメントを流す
- 乾かす
- ストレートアイロンで熱を加える
④ヘアエステ
ヘアエステは髪質や状態に合わせて必要な栄養分を補給しつつ、髪の内部から髪質を改善し、まとまりのある髪を目指す施術。髪内部に栄養が蓄積されていくので、継続的に行うことでキープ力が高まります。
技術のいるメニューなので、おいているヘアサロンに限りがあります。
また、髪に優しく栄養補給するヘアエステですが、中には強い薬剤を用いたり、ヘアアイロンで熱を加えるものもあるので、見極めが大切です。
施術方法
- シャンプーで洗浄・デトックス
- 髪や頭皮を保護するための水分補給
- 栄養補給
- スチーマーで血行促進
- 補給した水分と栄養を閉じ込めるための保湿
- トリートメントで残っている汚れを優しく落とす
- 弱酸性に整えるトリートメント
- 乾かす
髪質改善で髪が傷むって本当?
多くの種類がある髪質改善ですが、結局、髪質改善で髪の毛は傷むのでしょうか。
結論は、「髪に優しい方法を選べば、傷みを抑えられる」ということです。
髪質改善とは言っても、一度傷んでしまった部分はその髪が抜けて生え変わるまで傷んだまま。
更に、ブラッシングやドライヤーをするだけでも髪にとっては刺激となります。
美容師さんはそんなちょっとした刺激を抑えるために、丁寧に仕上げてくれているんですね。
しかし、使用する薬剤が強いと、いくら美容師さんが傷みを抑えても髪には負担がかかってしまうもの。
髪質改善の中でも縮毛矯正はサロンケアで1位2位を争うほど強めの薬剤を使うので、施術する側の人で髪を傷ませるリスクが高くなります!
さらに施術の中でもストレートアイロンなどで熱を加える工程があると、髪に負担がかかりやすいので傷みやすいと言えます。
髪質に合った方法でケアしよう
髪が傷まない方法だけをとっても、自分の髪に適していなくて何度もやり直せば傷んでしまいます。
髪のお悩みはそれぞれ違いますよね。
一体自分はどんなケアが合っているのか、そんな疑問にお答えします!
トリートメントに向いてる人
- ホームケアに気をつけている
- お金と時間をかけたくない
- 今の髪質をキープしたい
今の髪質にそこまで不満はないけど、これ以上傷ませたくないという方に向いています。
しかし、自分でヘアケアを念入りにしていても、生活の中で紫外線や摩擦といった刺激は避けられません。
小さな刺激でも積み重なれば大きなダメージになる恐れも…!
トリートメントで日頃から髪を守れば、今の髪を綺麗にキープすることができます。
縮毛矯正に向いてる人
- トリートメントで効果を感じない
- 癖が強く、まとまらない
- なんとしてでもストレートヘアにしたい
縮毛矯正をかければ、大体の人がストレートヘアになります。
しかし薬剤の力がとても強いため、過去に様々なケアをしてすでに髪が傷んでいる、という方にはおすすめしません。
一度かけた部分は半永久的にストレートなので、繰り返しかけてしまうと傷みで切れ毛になることも。
かけたい方は、今後のヘアスタイルのことも考えながら慎重に決断しましょう。
酸熱トリートメントに向いてる人
- 年齢と共にハリやコシが減った
- ナチュラルなストレートにしたい
- 湿気などで広がりやすい
縮毛矯正をするほどはないが、年齢と共に切れ毛が多く、広がりやすくなった方に向いています。
髪が太い方より細く柔らかい方ほど効果を感じやすいです。
しかし、ヘアカラーが抜けやすく、技術者によって仕上がりに差が出やすいのが弱点。
信用している美容師さんにお願いしたい施術ですね。
ヘアエステに向いている方
- ヘアカラーも楽しみたい
- パサつき・乾燥して扱いづらい
- 広がりを抑えまとまる髪質にしたい
- 酷く傷んでいる
- 今までのケアがうまくいかず諦めている
髪質改善の中で最も多くの方におすすめできるのがヘアエステ。
酸熱トリートメントは髪が細く柔らかい方に向いているのに対して、ヘアエステは髪が細くても太くても効果があります。
髪質や傷み具合に合わせてケアできるので、サロンケアをやり尽くして諦めている方にぜひ試して欲しい施術!
薬剤が強すぎないので髪への負担が軽く、ヘアカラーも一緒に楽しむことができちゃいます!
縮毛矯正を繰り返した方でも安心ですね。
ただ、髪を傷ませないために考えられているからこそ時間と料金はある程度かかるので、一度美容師さんに相談してから決めましょう。
まとめ
髪質改善は、悩みや髪質に適したケアをすることで、必ず髪の傷みを抑えることができます。
今までどのようにケアをしてきたか、自分に合うケアはどれなのかを担当してもらう美容師さんに聞きながら後悔のない髪質改善ケアをしてもらいましょう!