加齢で気になりはじめた「くせ毛」や「うねり」の理由と対策方法

ストレートでまとまりの良かった髪が、年齢とともに
- くせ毛が気になる
- うねりが強くなった
- 髪にコシがなくなった
- 簡単にまとまらない
大人の髪の悩みが気になり始めたなら、それは髪の老化がはじまったのかもしれません。
「そんなこと・・・・・・」と認めたくないお気持ちは十分わかりますが、カラダもお肌も髪も同じように少しずつ老化してしまいます。
これは誰にでも起こる自然現象ですから仕方ありません。
でも、髪の老化も、カラダやお肌と同じように正しくケアしてあげると、まだまだ改善することは可能なのです。
Contents
1: 加齢によって「くせ毛」に髪は変化します
大人の髪の悩みは個人によって違います。
しかし一般的なご意見としては、おおむね30代から少しずつ髪の状態に変化を感じるとおっしゃる方が多いです。
例えば年齢別によく聞くお悩みを見てみましょう。
■30代の場合
- 20代は大丈夫だったのに、髪の傷みが気になる
- 仕事が忙しいと、髪がパサつきやすい
- 油断すると髪の毛がボワッと広がる
■40代の場合
- 髪のツヤが減ってきた
- パサつきが強くなって困る
- うまく思っているように髪が流せない
- まとまりにくいので時間がかかる
- 髪がうねる
- 白髪が気になる
- 生え際の髪が減った気がする
■50代の場合
- 髪にコシがなくなり、ペタンコになる
- 髪の分け目がはっきりしてイヤ
- 全体的にふんわりしない
- 白髪が増えた
- カラーしてもすぐに生え際が白くなる
このように、年代によって髪の悩みも変化していきます。そして気になることの多くが
- 髪がうねる
- 白髪が気になる
- ボリュームがない
この3つに集約されていく傾向にあります。
(1)どうして「くせ毛」や「うねり」が出るのか
この原因を簡単に言いますと、若い頃は髪の表面がきれいに揃っているのですが、年齢が進むにつれて、髪1本1本がデコボコに見えるようになります。
そうすると、髪がまとまりにくくなります。
また、髪の細胞レベルで偏りが発生し(理由は解明されていません)、20代では比較的まっすぐだった髪が、年齢とともに不規則になるため
「くせ毛」「うねり」
という悩みのタネが出てきます。
(2)ツヤが低下するのは?
髪がデコボコに見えたり、うねったりすると、毛の流れが揃わなくなります。
そうすると、ツヤが低下する原因になります。
ということは、ツヤ低下の原因と、年齢による「くせ毛」「うねり」の原因は共通していると考えられます。
(3)白髪が増える理由
少しずつ研究が進んでいるようですが、残念ながら白髪になる理由は科学的に解明されていません。
また、何らかの方法で白髪を予防、白髪を黒髪へ戻す方法もありません。
(4)ボリュームが減少する理由
切れ毛が原因になっていることもあります。
髪の毛の内部にある「コルテックス」と呼ばれる部分には、脂質が含まれているのですが、年齢が進むことで含まれる脂質の量が低下します。
その結果、髪のしなやかさが低下しもろくなりやすいと言われています。
また、女性特有のカラダの変化に伴い、ホルモンバランスも変化するため発毛の速度が遅くなる傾向もあります。
さらに、知らない間に髪を育てる栄養分が不足していることもあります。
2: 他にもある!加齢による大人世代の女性に多いお悩みとは
「くせ毛」「うねり」などのお悩み以外にも、加齢によるこんな悩みもお聞きすることがあります。
(1)枝毛や切れ毛が増えた
カラーリングを繰り返したことで、髪に大きな負担がかかり続け、このような状態になっている方もいらっしゃいます。
(2)カラーすると頭皮がピリピリ
これまで大丈夫だった方も、年齢が進むと頭皮がピリピリするとおっしゃる方もいます。
カラダの変化によっては、アレルギーが出る方もいらっしゃいます。
(3)シャンプーすると頭皮がしみる
20代や30代から使っていたシャンプーなのに、このように感じる方もおられます。
これもカラダの変化によって頭皮が敏感になっているかもしれません。
刺激の弱い「アミノ酸系シャンプー」などに変えてみるのがおすすめです。
3: 加齢による髪の対策方法
このようなお悩みが増えてくると思うのですが、放っておいても20代や30代の頃へ戻ることはありません。
正しいヘアケアをすることで、自信を持てる髪質へと改善することができます。
(1)カット
髪のパサつきや、やっかいな「うねり」を隠したい。
だから長く重めにしておこうという方もおられるでしょう。
でも、逆効果になることがあります。
髪の毛は根元から毛先に向かって栄養分や水分が流れていますので、長くするほどに、毛先へ栄養分や水分が届きにくくなります。
ということは、毛先にパサつきや「うねり」が出やすくなってしまい、逆に目立ってしまうことにもなりかねません。
また、髪は長いと重力で下に引っ張られますから、頭頂部のボリュームはどうしてもダウン気味になりやすいです。
ですから、ロングを維持する場合でも、全体的に軽くするようにカットし、全体をふんわりさせるようにするのがおすすめです。
こうすると、毛先の傷んだ髪もカット出来ますので、パサつきや「うねり」も目立ちにくくなります。
(2)普段のケア
毎日の暮らしの中でのケアは大切です。
特にシャンプーやドライヤーは、髪へ負担をかけやすいことなので、正しく行うようにしておきたいですね。
例えばシャンプーなら、
- シャンプー前にしっかり洗って汚れを落とす
- シャンプーは手のひらで泡立ててから頭へつけて泡立てる
- シャンプーで洗うときは指の腹でやさしく
- しっかりシャンプーを残さないように洗い流す
ドライヤーなら、
- ドライヤーの前にタオルでやさしく水分をとる
- ドライヤーの温風を使って70%くらいまで乾かす
- 最後はドライヤーの冷風で毛先を乾かす
また、あなたの髪質や頭皮の状態によりますが、あなたに合ったトリートメントも活用していただくと、より髪のケアが万全になっていきます。
(3)生活習慣
カラダの変化に合わせて生活習慣も見直しておきましょう。
- 深夜まで起きないようにする
- 夜遅くにたくさん食事をしない
- 適度な運動
- お酒はほどほどに
- 紫外線対策も忘れない
そして、現代社会では簡単ではありませんが、できるだけ「ストレス」を溜めない工夫をすることも重要です。
確かに白髪になる仕組みは解明されていませんが、ストレスが高くなると白髪が増えるという話は昔から聞くことです。
(4)食事
食事の内容も見直すとより髪への影響も良くなるでしょう。
髪の栄養分であるタンパク質は、年齢とともに不足気味な方が多いようです。
- 大豆
- 魚
- お肉
こういった食材を積極的に食べることで、カラダの内側からケアすることも大切です。
とはいっても、そんなに食べられない方もいらっしゃると思いますので、そういった方は高品質な「ホエイプロテイン」を飲まれても良いでしょう。
(5)ヘアエステで髪質改善
外側からもアプローチしていく方法があります。
髪に必要なタンパク質などの栄養成分を髪の内部へ浸透させることで、
- コシ
- ツヤ
- ハリ
を回復し、髪質改善を目指す方法があります。
美容院やサロンによって呼び方は様々ですが、イーズヘアーでは「ヘアエステ」または「髪質改善」と呼んでいます。
一度で「20代、30代の頃のようになる」、とは言いませんが、1.5ヶ月~2ヶ月くらいのサイクルで続けていただくと、早い方なら半年ほどで髪質に変化が訪れます。
傷んだ髪をカットしながら、髪質改善を続けてもらうことで、年齢を感じさせない憧れのロングヘアも夢ではありません。
4: まとめ
大人の髪の悩みが気になり始めたなら、少しでも早くケアをしてあげるのが一番です。
放っておいても良いことは、ほとんどありません。
最近は「グレイヘア」も流行っていますから「放っておいてもいいかも」と思ってしまうかもしれませんが、グレイヘアにするにもカットや髪のお手入れをしながらでないと、
- パサパサ
- ボサボサ
- くせ毛やうねり
が強調されてしまい、自信を持ちにくい髪になる可能性があります。
いつまでも若々しく美しい髪で自信を持って毎日を楽しみたいなら、早めのケアや髪質改善を試してもらいたいと思います。